初期化
変数は宣言を行った後で値を格納します。この手順とは別に変数を宣言すると同時に値を格納して変数の値を初期化することが可能です。
変数を宣言すると同時に格納する値を初期化するには次の書式を使います。
データ型 変数名 = 値;
例えば「int」型で変数名が「price」の変数を宣言すると同時に「100」と言う値を格納するには次のように記述します。
int price = 100;
変数に最初に格納する値が決まっている場合は出来るだけ変数の宣言時に初期化することをお勧めします。変数は最初に値を格納する前に変数から誤って値を取り出そうとすると、どんな値が取得できるか不明となり予期せぬエラーとなります。値が決まっている場合は変数の宣言時に値を格納しておくことでエラーを未然に防ぐことができます。
同じデータ型の変数をまとめて宣言する場合にも初期化を行うことは可能です。
int x = 10, y = 9; int width, height = 100;
上記のようにそれぞれの変数を初期化しても構いませんし、必要な変数だけを初期化することも可能です。
サンプルプログラム
では簡単なサンプルプログラムを作成して試してみます。
#include <stdio.h> int main(void){ int width = 100, height = 80; printf("width = %d¥n", width); printf("height = %d¥n", height); return 0; }
上記を「test6-1.c」の名前で保存します。まずコンパイルを行います。
コンパイルが終わりましたら「test6-1」と入力して実行します。
初期化された値が無事出力されていることが確認できました。
( Written by Tatsuo Ikura )