文字列
文字は1つの文字を表すのに使いました。例えば「a」や「G」などです。それに対して文字列と言うのは複数の文字の並びのことをいいます。例えば「abc」であるとか「Watch」などです。
C言語のプログラムの中で文字列を表現する場合にはダブルクオーテーション(")で囲んで表現します。
"abc" "Watch" "漢字"
文字列には日本語なども含めることができます。
文字列というのは複数の文字を組み合わせたものですので、文字の組み合わせで表現することができます。
"abc" <==> 'a' + 'b' + 'c' + '¥0'
"abc"と言う文字列は'a'と'b'と'c'の組み合わせに文字列の最後を表す'¥0'が付いたものと同じです。もう少し厳密にいうと'a'から文字が順に格納されており最後に'¥0'という特殊な文字が現れるまでを1つの文字列として扱っています。文字列というのは複数の文字の組み合わせであり、どこまでが1つの文字列なのかを判別するための「¥0」と言う文字が最後に付いたものと覚えておいて下さい。
では文字列を画面に表示させるような簡単なサンプルを考えてみましょう。文字列を画面に表示するには次のように記述を行います。
printf("%s¥n", 文字列);
例えば"abc"という文字を出力するには次のように記述します。
printf("%s¥n", "abc");
サンプルプログラム
では実際に試してみます。
#include <stdio.h> int main(void){ printf("%s¥n", "Hello"); printf("%s¥n", "こんにちは"); return 0; }
上記を「test3-1.c」の名前で保存します。まずコンパイルを行います。
コンパイルが終わりましたら「test3-1」と入力して実行します。
なお、文字列についての詳細な使い方は「文字列」を参照して下さい。
( Written by Tatsuo Ikura )